CLIENT’S VOICE

2023.12.11

株式会社キナリ 様

ツールの1本化は、経営陣から現場メンバーまで社内意識の統一と業務効率化を促進

データドリブンマーケティングを活性化

植物の天然成分を活かしたスキンケア商品として2001年にリリースされ、いわば自然派コスメの老舗ブランドとして確立している「草花木果」。そんな自然派化粧品の製造・販売を手掛けている株式会社キナリは、もともと資生堂が直接お客様との接点を持つために子会社として設立、その後2017年7月にスクロールグループとして独立しました。 「草花木果」は自社通販サイトによる販売が95%を占め、事業を支えています。それゆえ、2017年7月の事業譲渡時より自社サイトを整えることに一番注力してきました。 2019年春に「草花木果」は製品を全面リニューアル。「日本の自然の力と、うれしくなる」を商品コンセプトに、これまでの製品の良さを引き継ぎつつ、新たなデザインや考え方を取り入れてリニューアルとなりました。

導入前の課題として、まずツールを一つにまとめたいとの要件がありました。分析ツール、レコメンド機能、メール配信ツールのように、ツールやデータがバラバラに散在しており、使い勝手が良くなかったのです。このツールの一本化、コストダウン、ユーザビリティの改善という3点が課題として存在していました。 導入の一番の決め手となったのは、欲しい機能が全てあるかどうか。分析やWebアナリティクス、顧客をセグメントしてからのメール配信、レコメンド機能など、キナリ、草花木果に必要な機能が全て揃っていたのがアクティブコアでした。

1to1コミュニケーションをワンストップで

現在利用しているのは、アクセス分析、セグメント抽出、メール配信自動化部分になります。 分析指標については、アクセス分析・広告分析・行動分析の3つに分けて実施しています。「アクセス分析」ではサイトの評価、「広告分析」では新規顧客獲得の評価、さらに既存顧客に対しては「LINEを送った結果どうなったか?メルマガを送ってどうなったか?」の評価を行っています。 これまで広告やWeb解析は別ツールを使っていたのですが、ツールを使い分けずに、基本的には「activecore marketing cloud」をワンストップで各メンバーが一通り見れるような状態にしていこうと思っています。 また、もともと基幹システム側で販促・施策別にクーポンの配付や、流入ごとに売り上げなどの件数をとらえて実施していましたが、会員リストを作成し施策に活用したり、DMの配信も行っていきたいと考えています。

これまで使用していたメール配信ツールでは、必要最低限の機能しかなく、メルマガの開封率もとれていなかったのが実情でした。また改修するのに莫大なお金がかかったのです。現在は、リプレイスしたシナリオにてメールの自動配信を実施しています。離反防止やランク別メールの出し分け、サイトリニューアル後には定期の訴求も追加していく予定です。 ツールを一本化できるというのは、効率化と社内の意識統一という点で非常に有効です。また、経営陣から現場のメンバーまで同じツールを見て話しができるようになるということは、最終的に事業を拡大していく上で大変重要になってくるだろうなと思っています。 ワンプラットフォームで意識統一のもと、PDCAをまわしていくことができる、そしてやらなければならないと思っているのがいまの段階です。

ブランド力アップへ向け数字を集約、可視化して共通認識へ

自然派コスメが競合する状態のなかで、お客様に選ばれるために機能性のアプローチではなく、ブランド力を高めていくことが必要です。読み物コンテンツを作成したり、Instagramを使いながら、ブランド力を高めていくことが重要だととらえています。 ブランド力を高めるのに肝となってくるのが、まずお客様を知ることです。お客様を知るために、「activecore marketing cloud」で数字を集約して可視化しながら、社内共通認識にしていくことがこれからの課題かなと思っています。